伊太祁曽神社
祭神は五十猛命・大屋津姫命・抓津姫命の三神で、一括して伊太祁曽三神ともよんでいます。五十猛命は『日本書紀』(神代上)の宝剣出現の段には、五十猛命は我が国に木種をもたらした神でその功によって有功之神と称されたといわれています。
伝えによると伊太祁曽三神はともに現在の日前国懸神宮の地に鎮座していたましたがその地を神宮に譲って三神ともに山東に遷座したといわれています。大宝2年(702)にそれぞれが場所を移動したが、伊太祁曽神社だけは山東にとどまったといわれています。1月15日には魔除け・厄除けの祭りである卯杖祭が行われ、14日夜の粥占の神事ではその年の農作物の豊凶を占う祭りが行われています。